わたしの家庭菜園手帳

オクラの育て方・種まき植え付け、用土や株間、追肥や摘芯、収穫などの栽培管理

オクラの育て方・種まき植え付け、用土や株間、追肥や摘芯、収穫などの栽培管理

オクラ栽培の特徴

オクラはアオイ科の野菜です。連作障害も比較句的おこりにくい野菜ですが、アオイ科の植物を1年以上育てていないところで栽培するのが無難です。野菜の中にアオイ科の野菜がほとんどないので、輪作するのは容易です。アフリカが原産地で、高温を好む野菜です。樹高は80㎝~2mにも及びます。次から次にきれいな大型の花が咲いて、すべてが身になりますが、肥料がうまく実にいきわたるように、収穫したらその下にある葉も一緒に切り落としながら栽培していきます。オクラは分類的には多年草ですが、日本の冬はこせません。日本では1年草として扱われます。

直根性で根を太い根が1本垂直に深く育っていきます。株の植え替えの時は、根を触らないようにして下さい。植え替えには弱い植物です。

  1. 同じアオイ科のハイビスカスにも似た、大きなきれいな花を咲かせます
  2. 収穫した下の葉は、全て剪定しながら栽培していくと、養分が分散されにくい
  3. 冬越しできないので日本では1年草として扱われる
  4. 苗の植え替えには注意が必要

大葉の栽培カレンダー

オクラの植え付け

栽培環境

  1. 日向を好む野菜
  2. 生育適温は20℃~25℃くらい
  3. 連作障害:おこりにくい
  4. アオイ科の植物
  5. 根が地下深く、真下に伸びる

日当たり

日向を好みます。

生育適温

25℃~30℃前後で、霜にあたると枯れてしまします。

連作障害

アオイ科の植物で比較的、連作障害がおこりにくいとされていますが、アオイ科を1年以上栽培していない場所に植えつけるのが無難です。他の野菜の中にアオイ科の植物がないので、輪作は容易です。

栽培期間

オクラの栽培期間は苗の定植から約150日前後です。

畑の準備

植え付けの2週間前くらいに苦土石灰や、消石灰などを畑に混ぜ込んで土壌酸度を弱アルカリ性に調整しておきます。植え付けい週間前までに、堆肥と元肥を施してよく耕しておきます。



堆肥と元肥には、牛糞や豚糞に鶏糞、化成肥料などを混ぜて使用するとよいでしょう。

  1. 適正土壌酸度はPh6.0~6.5

土壌適正酸度

Ph6.0~6.5です。弱酸性の土壌を好みます。

畝幅60cm~70cmくらいに1列で栽培するのが無難です。脇芽は少ないのですが大きな葉が、横の広がって育つのでスペースが必要です。

栽培期間が非常に長いので、畑で栽培する場合は、マルチなどで雑草の繁殖を防いで栽培すると手間が省けます。

株間

  1. 株間は50cmから60cm

あまり込み合って植え付けると、害虫が発生しやすくなります。風通しには注意して株間をとってください。その反面、あえて密集させて植え付けて、株も実も比較的小さく育てることも可能です。

種まきのコツ

  1. 発芽させる前に水につけておくとよい
  2. 種まきの時は、ポットにまくか直接畑に、3粒ぐらい点播きして1cmほど盛り土しておく
  3. ポット苗は2本立ちに間引いて、2本立ちのままは縦に植え付ける

種の殻が比較的硬いので、種まき前日の1昼夜、水につけておくと発芽しやすくなります。ポットにまく場合は、3粒づつ播いて1cmくらい盛り土してたっぷり水を与えてください。そのあと、本葉2枚から3枚の時に2本立ちにして、2本立ちのまま畑に植えつける。最終的には2本のうちどちらかを残して、1本立ちにして栽培していきます。

植え付けのコツ

  1. 植え付け時に株分けはしないほうがいい
  2. 2本立ちの株は、間引いて1本立ちに
  3. 植え付け後はすぐに仮支柱か、10㎝ほど株から離れたところに本支柱を立ててやります

根を触られるのが嫌いで、植え付け時に株分けなどすると、根を痛めて育たないことがあります。ホットの余分な苗は、株分けせずに間引いたほうが無難です。植え付けと同時に、仮支柱か本支柱として200cmくらいの支柱を垂直に1本、株元から10㎝くらい離して立てておきましょう。

オクラの追肥

オクラは多肥料を好みます。肥料切れを起こさないように注意が必要です。肥料切れすると、葉の切れ込みが深くなったり、せっかく実のった実が丸まってしまいます。

  1. 肥沃な土を好みます
  2. 根が深くまっすぐ伸びるので、棒などを用いて株元に深く穴を掘って与えると良い
  3. 追肥は2週間に一度
  4. 追肥量はいずれも一株当たり50gが目安です
  5. 成長とともに追肥する場所を外に向かって広げていく

追肥の時期

追肥は2週間に一度の割合で、化成肥料約50gを与えます。

追肥の方法

株元に約50g、軽く片手一握り程度を株元に、棒などで穴をあけて与えます。追肥する場所は、株の成長とともに、外に向かって広げていくと良いでしょう。



マルチを利用している場合は、植穴を少し広げてやると、そこから追肥することができます。

肥料切れのサイン

オクラには分り安い肥料切れのサインがあります。葉の切れ込みが深くなったり、まれに実がとぐろを巻いて育ちます。

葉の切れ込みが深くなってきたらすぐに追肥してください。決して手遅れではありません。

こちらは正常な葉の形です。

オクラのトンネル・支柱・間引き・受粉などやその他の作業

  1. 栽培期間が非常に長いので、マルチなどで雑草の侵入を防ぐと除草の手間が省ける
  2. 収穫時に、収穫した実から下の葉は全て摘み取りながら栽培する
  3. 200cmの支柱が1本必要です

土寄せ

強い茎を作るためにも追肥の際に、軽く土寄せをしておきます。

支柱

オクラは垂直に1本の幹を伸ばします。幹の沿って200cm前後の支柱を株元から10cmくらい離れたところに1本垂直に立ててやります。通常はこの1本の支柱で大丈夫です。

間引き

株分けせずに間引いて1本立ちにします。間引きではないですが、収穫した実の下にある葉は全て摘み取りながら栽培していきます。

人工受粉

必要ありません。自然に受粉しやすい花です。

その他の作業

特にありません。



オクラの収穫

オクラの収穫は、成長した実を1個づつはさみで摘み取っていきます。あまり大きくなると実が固くて食べずらくなりますので、注意して早期収穫を心がけましょう。

  1. 6㎝~10㎝くらいに成長した実をはさみで収穫する
  2. あまり大きくなるとおいしくないので早期収穫が好ましい

収穫時期

植え付けから60日前後から収穫できます。

収穫の目安

実の大きさが6cm~10cmになったころ収穫する。

収穫方法

収穫した実から下のあった葉は全て根元から剪定しながら上に向かって収穫していきます。

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